こんにちは、一澤藍子です！

あのですね。みなさんは、「お母さん」って聞くと、どんなイメージをされますか？

私は、自分が子供を持つ前は「母親」のイメージって、

温かくて、優しくて、やわらかくて。
全てを包み込んでくれる人。

そんな感じでした。

じゃ、実際に私の母親はどうだったでしょうか？

・・・全然イメージと違いました。私が小さかった頃の母は、ちょっと理想の母親像に近かったような気もします。でも、私の成長につれ、両親の夫婦関係も変わっていき、両親ともに病気になったりと、何だかんだと不具合が出てきました。

不具合が出てくるにつれて、母はどんどん私のイメージから、ずれていった気がします。

しかも、私は自分の母のことを「雑！」って思っていたんです。

お部屋は片付けられる人でしたが（私と違って）、なんだか言う事や、考え方、物事の選び方、そして行動が、とにかく雑だなぁ、って思っていました。

何が言いたいのかよくわからなかったり、必要以上に厳しかったり。そんなところで怒る？ってところで怒り出したり、または言うことがコロコロと変わったり・・・。

そして、私。自分が母親になってみたら、どうだったでしょうか？

・・・全然イメージと違いました。私、温かく大らかな母親に憧れていたはずなのに、自分が２人の子育てをするようになって自分自身を表す漢字を１文字選ぶとしたら・・・・迷いなく、


・・・『雑』。

言うことも、やることも。母とちょっとタイプは違うけど、でも、やっぱり私も、雑。・・・って思っちゃったんですよね。

でも、そこには理由があったのですね。自分が、いざ母親になってみて、できないことに色々と直面してみると、

『ああ・・・そりゃ、母だって、難しかったよね。しかもあの状況だったしね。』

って、思えることも出てきました。

必死だった私の母、そして必死で子供に向き合おうとする私。子供だった私、そして、私の子供たち。

色んな立場の色んな側面を見ながら、ここまで「母親」として歩んできて今年で18年目の私。その中で、気づいたこと、わかったこと、初めて知ったこと。


そんなお話しを、ゴールデンウィークのカウンセリングサービスの１大イベントである『K-1グランプリ2025春』にて、講演をさせて頂くことになりました。

心理学の世界では、親と子の関係は私たちが初めて持つ「人間関係」であり、その後の人生におけるパートナーシップや、対人関係にも影響を及ぼすと言われています。

そう、私たちの人間関係の基礎となるものだったりもするのです。

親と子の「心」の間で、どんなことが起きているのか。

親子関係が、人間関係の土台であるばらば、それを読み解いていくことで、パートナーシップや対人関係においても、どんな心の作用が起きているか、理解していくことができるかもしれない。

私が実際の子育ての中での失敗から学んだこと、そしてなんと、実に９年もかかってその失敗に向き合ったお話しをもとに、みなさまに、人と人の心がどんな作用をしているのかを、お伝えしたいと思っています。

子供の目からしたら、雑に見えたりするお母さん。それで本当に平気なの？・・・いえいえ、実は全然平気なんかじゃありません。

雑なお母さんの頭の中を垣間見て頂いたり、怒ったり笑ったり平気そうに振る舞うお母さんのその裏には、いったいどんな気持ちがあるのかを。

お母さんの中にある、「本物の気持ち」。

何かみなさまのお役に立ちますように、との思いを込めて。私なりにお話しさせて頂きます。